塾長ブログ@ヒーローズ松本沢村校

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数字の捉え方

7月9日木曜日

先ほどネットのニュースで知りましたが、東京都の新型コロナウィルス感染者数が224人ということで、1日当たりの感染者数としては過去最大となったようです。

 

224人!?

と、まずは単純に驚いたわけですが、小池都知事も「検査数が過去最高なので、結果として出てくる陽性者数も多いと思う。」と話されていたように、見た目の数字だけでいろいろな判断をするのは早いのかもしれません。

ただ、検査数が増えたからこんなもんだよ、などと言って県外に出る気にはなりませんし、何らかの措置があるべきだとは思いますが・・・。

 

数字というのは、捉え方によって全く異なる見方ができるわけで、これはテスト結果についても同じことが言えますね。

 

ちょうど中学と高校のテスト結果が返却され始めましたが、点数が上がった下がったで一喜一憂する生徒さんが多いです。いや、生徒さんではなく、保護者の方かもしれません。

 

これに関しては過去に何度かブログでも書かせてもらっていると思いますが、テストの見方はいくつかあるわけです。

 

例えば、今回のテストで数学の点数が60点から80点に上がった中学生。

まずは素直に「がんばった」「うれしい」「やればできるんだ」という前向きな気持ちになり、次のテストへの弾みにもなるでしょう。勉強に対するイメージも多少は変わるでしょうし、数学に対する嫌悪感も薄くなるでしょう。

一方で、もし前回の平均点が50点で、今回の平均点が77点だったらどうでしょう?

点数が上がったという事実は確かにありますが、順位だけを見たら下がっている可能性が高いですね。そして、もっと正解できたのではないか?という疑問を持つべきなのかもしれません。

 

つまり、主観的に捉える場合と客観的に捉える場合があって、そのどちらからも見て考え、今後に活かしていくことが大切だと思うんです。

 

点数が下がった場合でも同じです。

前回から5点下がってしまったけれど、平均点は10点下がっている、という場合は、下がったけれどもよく健闘したと言えるかもしれません。

 

塾に通って点数が上がった。

私から言わせてもらうと、ある意味当たり前のことです。しかし、下がったからダメなのかと言われると、それはどうなんでしょう?ということですね。

上がり続けることだけを求めているのであれば、塾に通ったらみんな500点になりますね。

そうではなく、上がったり下がったりしながらも、一次関数的に見てみると右肩上がり、というのが理想的なのではないでしょうか?

 

長野県では、特に中学生に関しては「偏差値」という考え方は皆無です。それゆえに点数だけを追ってしまうのかもしれませんが、喜ぶべきところは大いに喜び、反省すべきところは反省する。そうして徐々に学力を上げていくという考え方を身につけてほしいと思っています。