塾長ブログ@ヒーローズ松本沢村校

個別指導学院ヒーローズ松本沢村校の塾長ブログです

プロ講師とは何なのか?

「教える」

の意味を調べると

「知識や技能を身につけるように導く。」

 とあります。

 

「身につけるように導く」ということは、「教え込む」イメージとは少し違いますよね?でも、この「教え込む」ことが良いとされる、と言いますか、それが良いことだとしている塾も多いのかなって感じることが頻繁にあるんです。

 

ヒーローズ松本沢村校には、他の学習塾に通っていたとか家庭教師の先生にお願いしていたという生徒さんが多く移ってきます。そこでよく聞くのは、「良いと思っていたのになぜか成績が上がらなかった」という言葉。

 

この上がらない理由が、先生の知識を徹底的に伝えるような「教える」方法だと言えます。

 

考えてみてください。

一つの問題を解いている時、隣にいた先生が

「あ、そこはそうじゃないよね」

「そこまではいいね、そこからはこうしてこうして・・・」

と教え、答え合せをしたらほとんどが正解。

間違えた問題があったとしても、

「これは、ここが違っていたから、ここをこうして・・・」

という感じです。

 

とにかく丁寧に教えてくれるわけですね。

ですから、教わっている生徒さんは「すごく熱心に教えてくれるいい先生」となり、保護者の方も、「間違ったところをすぐに教えてくれて軌道修正をしてくれるいい先生」となるわけです。

 

「自分で考える」ことをしていないことに気づかずに・・・。

実はこれ、深刻な落とし穴なんです。

 

自分で考えられないから仕方がないと言う人もいます。

それは、自分で考えられないような問題を解かせているからです。どの問題を解いてもらうべきかを考えずに、「中学3年生の二次方程式を勉強するならこの問題は解いてもらわなきゃ」という教える側の勝手な妄想に惑わされているだけなんです。

 

 教える側が正解してほしいと思う問題を解くことが正解ではありません。

次のテスト、受験で結果を出すために、今できるようになるべきことは何なのかを把握しているかどうかが重要です。

 

 

以前、こんなことがありました。

英語が大嫌いな生徒さんがいて、中学2年生の今頃、ちょうど不定詞の単元を進めていた時のことです。

「to +動詞の原形」という形を何とか覚えた彼は、

I went to the library, and I studied English.

という文章を不定詞を使った文に書き換えました。

彼が作った英文は

I went to the library to studi English. 

 

おしい!あと一歩!!

 

さて、ここでどう判断するかですね。

私は、これを「とりあえずはよくできた」と判断します。もちろん「彼の場合は」ということにはなりますが。

 

過去形を原形に変えるときには「ed」をとると覚えているわけで、それを忠実に実行しました。答えは間違っています。

ただ、「to+動詞の原形」ということをしっかり理解していたわけです。2文を1文にする問題も解くことができました。

 

得点にはならないけれど、確実に不定詞の理解は深まっているわけですから、やはり「良し」とすべきなのかなと。で、その後でstudyとstayで過去形の作り方が違うということを覚えてもらえばいいわけです。

 

 

点数が上がらなくても、私どもと生徒さんの感覚が一致する時があります。結果としては表れていないけれど、「何となく前とは違う」という感覚です。

こうなると、ほぼ間違いなく点数は上がります。つまり、ここまで待つことができるかどうかも大切ですよね。

もちろん、「いつかは上がります」などという詐欺まがいの商売はしません。そこそこ早めに結果は出しているつもりです。

 

さてさて、話がだいぶ長くなり、タイトルの「プロ講師とは何なのか?」が遠くへ行ってしまいましたね^^;

 

最近、よく目にするんです。こういった類の宣伝を。

でも、塾で働いているんですから、みんなプロですよ。学生だろうが社会人だろうが。あとは、その学生がどんな塾に勤めてどんな塾長さんがいてどんな教育を受けてどんな指導をしているかじゃないでしょうか?

 

だいたい、東大に合格させている塾の先生は、みんな東大生より頭がいいですか?

お子さまの部活、野球部の顧問の先生はプロ野球選手ですか?サッカー部はJリーガーですか?

マチュアの先生に指導を受け、プロになる選手がいるわけですよね?

 

ヒーローズ松本沢村校も宣伝はします。

当塾の何がいいのか。もちろんチラシに書かせていただいてます。それを「胡散臭い」と思う方もいるでしょう。もう、そこは個人の受け止め方の違いですからね。

 

 

ただ、毎日多くの広告を見ていて、みなさんがどんな基準で選んでいるのか?その見方はもしかしたら間違っているかもしれない。

そんなことを考えていただける機会になればと思い、わけのわからない長いブログを書いてみました。

 

昨日は埼玉県熊谷市で41.1℃ですか?!

群馬県館林市と日本一を争い、高知県四万十市に最高記録を破られ・・・なんてやりとりがありましたが、もうそんなこと言っている場合じゃないですね!

 

熱中症で塾を休んだ生徒さんもいます。

教室も、以前より早めにエアコンを入れないとなかなか涼しくなりません。

 

とにかく水分塩分、気をつけましょう。