テスト結果を受けて、目標点数に達しなかったのでゲーム禁止になったという生徒さんがいました。
そもそも、平均点が異常に低いテストで、平均点との差は前回と変わりません。間違え方を見ても、私は何ら問題にしていません。
まあ、ご家庭の方針ですので、そこはよしとしましょう。
問題は、禁止にしてどうするのか?ということです。
「ゲームはやらなくなりました。」
「でも、その時間勉強するわけではありません。」
これではなんの意味もないわけで、むしろストレスが溜まるだけでしょうね。
保護者の方々にはキツい言い方になるかもしれませんが、そもそも、原因は本当にゲームでしょうか?
仮に、学校から帰ってきて3時間勉強して1時間ゲームをしていたとしたら、それで点数が上がらない「やり方」を疑うべきかもしれません。
押さえつけるのは簡単です。
なんで勉強しないの、と言うのも簡単です。
ただ、それで次のテストが劇的に上がれば苦労はしません。
メリハリという単純な言葉で片付けるつもりはありませんが、ただ親が思うことだけが理由ではないということは、どうしてもお伝えしたいんです。
テストの中身をしっかり見て、自分がやってきた勉強とテストの中身を分析し、次に活かす。これをすることが必要であり、それができるのが我々塾の仕事だと思っています。
今日も新規の面談が2件ありました。
話をさせていただいた後に、「確かに先生の言う通りです。ようやく何をやったらいいのかわかりました。」と言っていただきました。
餅は餅屋です。
偉そうなことを言っていますが、言うだけの自信があるのは確かです。
一回のテスト結果だけで生活や考え方を大きく変えてしまうのは、決して得策ではないこともぜひ頭の片隅に入れておいていただきたいと思います。