先日、テストが難しくなったのでは?というブログを書きました。
そこでは、難しくなったので、勉強の仕方も変えなければ・・・というようなことを書きましたが、問題を細かく見てみると、ちょっと「難化」の意味が違うのでは?と思うようなものが多いんです。
例えば某中学3年生の国語。
平均点がこれまでよりも大幅に下がり、今回の平均は40点。
何が難しかったのだろう?と問題を見てみると、最初の論説文がどうも中学生には読みづらいような気が・・・。
なんとその文章は、約10年前、某国公立大学の二次試験に出題されたものとまったく同じ!
もちろん、設問は異なりますし、中学生でも答えられるものではありますが、これまでとの差が激しすぎます^^;
近年の入試改革で求められているもの。
最近の小中高生の国語力の低下。
いろんなことを考慮しての「難化」だと思いますが、そうじゃないと思うんです。
読解力を高めるために必要なことは「難しい文章を読ませること」ではありません。
むしろ、小学校の教科書に出てくるような文章を読み、そこから様々なことを捉えていく方がはるかに国語の力は早く身に付きます。
最近の中学校のテストは
「どうだ!難しいだろ!解けないだろ!」
というメッセージが込めらえているような、悪い言い方をすると「出題者の自己満足」とも思えるようなものが増えている気がしてなりません。
難しい問題を考えさせることがゴールだとしても、その手順は簡単な問題から始めるべきだと思いますし、そうでなければ、単に学力がさらに二極化するだけのような気がします。
読解力は確かに落ちていると思います。
でも、だからこそ題材を易しくして「考え方」の手順を導いてあげるべきなのでは?と強く思い、ヒーローズ松本沢村校では、国語力育成の講座などを設けてサポートしていきます。
ん?
最後は宣伝のような締め方になりましたが、自宅でできる簡単な取り組みもありますので、お気軽にご質問ください^^