ヒーローズ松本沢村校では、「調べる」ということを強く意識しています。
違う言い方をすると、「すぐに人に聞かない」ことを習慣付けたいんです。
問題を解いていて、わからないことがあったとします。
隣にいる先生に「これわかりません。」といってすぐにやり方を教えてもらう。
こういう授業をしたくないんです。
私は、一応この業界に長く身を置かせていただいております。
マンツーマン、集団授業、個別指導など、様々な形態の指導を経験してきました。
その結果として、指導形態というよりは、「すぐに聞く」ことが成績上昇の大きな妨げになっているとわかり、だからこそ今のスタイルの塾を始めたんです。
では、すぐに聞かずに調べるとはどういうことなのか?
辞書を引くとか、教科書を見直すとか、そういうことももちろん調べるなのですが、そこまでではなくても、普段している勉強の仕方をちょっと変えるだけで、成績がは変わります。
例えば英語。
1ページ目に、新しい単語とその意味、さらに新しく学ぶ文法の説明があったとします。
それをよく読み、例題を解いて確認し、次のページの問題を解き始めます。
ここで、わからない問題があったとします。さあ、どうしましょう?
まず、聞くのではなく調べる必要があるわけですから、前のページの単語や解説を見るという行動に結びつくと思うんですね。
で、確認して再び問題を解き始めます。
またわからない問題が出てきました!
そこで、また前のページを見て、問題を解き、次の問題を解こうと思ったら単語がわからないのでまた前のページを確認し・・・
このやり方では、おそらく多少点数は上がってもすぐに限界がきます。
確かに上のやり方は、人には聞いていません。
ただそれは、もはや答えを見ながら解いているのと同じなんです!
前のページを見ればわかる。
だとしたら、
①まずは初めに前のページにしっかり時間をかけること。
②わからなければ前のページのわからない部分をしっかり読み直して理解し、読み直して覚えた知識だけで、二度と前のページは見ずに問題に挑戦してみる。
③それでもわからなければまた②へ
それでもわからなければ、そこで初めて質問をしてもいいのかなと思います。
調べるというのは、なぜその答えになるのかを根拠をもってはっきり理解するための行動だと思っています。
チラチラとページをめくりながら問題を解いても、結局その場しのぎの解き方になってしまいますので、おそらくすぐに忘れるでしょう。
特に苦手な教科では「調べる」ということを意識してほしいですね。
今日も土曜講座です。
新型コロナウイルスの関係で、特に中学1年生が数学で苦労しているように感じますので、土曜講座でしっかりフォローしています。
授業進度が思ったより速く、テスト範囲が大変広い中学もあります。
1年生の皆さんは、中学入学後初めてのテストです。好スタートを切るためにも、「なぜその答えなのか?」を常に意識して問題を解いてみてください。