答え合せをする前にまずは自分で調べる。
これは、私もよく言わせてもらう言葉の一つです。
答えを見ると「わかった」ような気になるだけで、実際に頭に入っていないということがよくありますので。
ただ、調べれば必ず成績が上がるのかというと、それはそれで微妙なこともあるんです。
例えば、英語の長文問題を解いていたらわからない単語がありました。この時に、すぐに調べて読み進めるという生徒さんもいます。人に聞いたり、すぐに答えを見て単語の確認をしてもなかなか頭に入るものではありませんので、自ら調べるというのは非常に素晴らしいことだと思います。
しかし、実際の試験ではわからない単語があっても調べることはできません。常に調べるという習慣は素晴らしいのですが、あまりにそれに慣れすぎると、わからないまま進めることができなくなってしまいます。
つまり、「前後関係から予想して解く」という訓練も必要だということです。
最近の高校入試では、あえて中学校では習わない単語を文中に登場させ、前後関係からその意味を予想させるという問題が目立ちます。それには、普段からそういう読み方をしておく必要もあるということです。
また、こういった類の問題は、当然ながら「英語力」だけではない力も必要になります。一朝一夕に身に付く力ではないので、単に「問題を解く」というスタイルの勉強から脱し、「知識を引き出す」だけでない「考える」習慣をつけたいですね。
センター試験まであと25日。
高校後期選抜まであと70日。
今年はあと6日!
さあ、徹底的にやり抜きましょう!!