ある生徒さんが、学校の宿題の提出期限が近いとのことで、自習席で問題を解いていました。
その教材は、通常は2年生の冬に渡されるもので、難易度がそれほど高いわけではありませんが、一通りの復習にはいい教材です。
せっかくの教材ですから、何度もやり直して完璧に仕上げてもらいたい!って思うんです。その生徒さんもそう思ったようで、もらった時からノートに問題を解いていました。
ところが!!
「宿題の提出は必ず直接書き込みで」
ということなんです!?
学校側は、何を理由にその教材を採択されたのでしょうか?
少なくとも、高校受験に向けての教材として選んでいるわけですから、一度だけでなく、何度か復習をして完璧に仕上げてほしいと考えるのが普通ではないでしょうか?
なぜ書き込み?・・・生徒さんに聞いても特に何も言われていないようです。
参考書への書き込みはいいですが、問題集に直接というのは・・・
個人差はあるでしょうが、私は「繰り返し」をお勧めしています。
何回?と聞かれることもありますが、基本的には「何回も」です。3回やればいいとか10回はやらなければダメだとか、そんな決まりはありません。そこには個人差もあるわけです。
とにかく、書き込みというのは反対です。そして、他の中学も皆同じであれば仕方がありませんが、そうではないというのも不思議です。
ヒーローズ松本沢村校では、繰り返す解くことの重要性を生徒さんにしっかりお伝えしているつもりです。そして、すぐにはできなくても、それを実行することで結果につながるのだということを、一人、また一人と実感してもらえていると確信しています。
そんな中でのこのできごとは、ショックというか不安というか、プラスではない感情が出てしまいますね。
「覚えてしまえば意味がない」
と、繰り返すことに反論する人もいます。
それは、私に言わせれば素人です(偉そうですみません^^;)。
そもそも、1回ではすべて覚えるのは難しいですし、万一覚えていたとしても、それでもなお効果的な勉強の仕方は存在します。
学校とは進め方が異なりますが、一人でも多くの生徒さんに、今後も役立つ勉強方法をしっかり身につけてもらいたいと思います。