都道府県によって状況は異なりますが、長野県においては、私立高校は学費が高いので公立高校に、という生徒さんが非常に多いのが現状です。
ところが、皆さんはご存じでしょうか?
詳細は文部科学省のHPで確認できますが、2020年4月から、私立高校の授業料に対する支援金の額が上がるんです(一部世帯を除く)。
私は、私立高校をお勧めしているわけではありませんし、逆に公立高校でなければダメとも思っていません。
それぞれの目標にあった高校に行けばいいと思いますし、いい高校・悪い高校などという考えは一切ありません。
ただ、もし自分が通いたいと思っている高校が「私立高校だから=学費が高いから」という理由だけで、本当は通いたくない公立高校を第一志望にしているのであれば、その心配が軽減される可能性が高くなるということは言えますね。
あくまで「授業料」ということであり、例えば設備管理費などは別ですが、今まで設備費だったものを授業料に組み込んで、この制度を最大限生徒さんのために活かしてくれている学校もあります。
松本市では、市内の公立高校へ通うことが良しとされてきた時代もありました。
しかし近年においては、進学実績などを見ても公立と私立の逆転現象が起きていますし、これからもっともっと状況は変わってくるでしょう。
それでいいと思うんです。
「一浪人並」と言われて久しい長野県の大学受験事情ですが、公立も私立も関係なく、魅力ある学校づくりに力を入れていただき、受験はもちろん、就職や、将来のための人間形成に関し切磋琢磨して素晴らしい教育を提供してもらえたらと思います。
10月も終わりです。
各校の募集定員ももうすぐ出ます。
自分の将来のために、どの高校を選択するのか?そして、そこへ進学するためにどのくらい努力できるのか?
受験生として悔いのない日々を、私たちと一緒に過ごしましょう!