塾をやっていると、毎年多くの高校から説明会に呼んでいただきます。
また、生徒さんが通う高校の文化祭には可能な限りお邪魔しておりますので、公立私立を問わず、毎年複数の高校に足を運ぶわけです。
どこの高校にもそれぞれの魅力はありますので、高校の特色とかそういう話はさておき、非常に気になることがあるんです。
例えば、毎年説明会に参加している某私立高校では、すれ違う生徒さんが１００％私にあいさつをしてくれます。正直、廊下を歩くのが面倒になるくらい、本当にみんな「こんにちは」と声をかけてくれます。いい意味でのあいさつ地獄です^^;
ところが、とある説明会に行ったら、見事に誰一人としてすれ違う生徒さんがあいさつをしませんでした。ということで、当然ながらこちらから声をかけるわけですが、それでも、返してくれたのは半分くらいの生徒さんでしょうか。
その高校は、進学に力を入れており、今はまだ発展途上ですが、最難関大や医学部医学科の合格を目指し様々な特色を打ち出しています。中学生にも人気があり、もちろんヒーローズ松本沢村校の生徒さんの中でも、目指している子は多い高校です。
それだけに、本当に残念な気持ちで帰ってきました。
大学進学のためには、勉強しなければなりません。それも、今のこの入試改革の流れの中では、より高い学力が求められます。
ただ、本当にそれだけが身につけば良いのでしょうか？
勉強だけじゃない
この言葉を掲げて、塾の授業以外にもいろんなことに取り組んできたつもりです。しかし、やはり塾として生徒さんに志望校合格を実現してもらうためには、勉強が最優先にはなります。
そんな中での今回のこのできごとは、改めて「勉強だけじゃない」という意味を考えさせられました。
人にあいさつもできないような政治家や医者になってほしくて勉強してもらうわけではありません。奇しくも先日、コミュニケーションについての講演を聞いてきたばかりです。
勉強だけじゃない
この言葉の意味をしっかり考えた上で、生徒さんにはしっかり勉強してもらいます^^
