センター試験が終わってから、連日面談をしています。
各予備校さんのデータベースを使わせてもらいながら、自己採点の得点を入力します。
さらに、これまでの教室のデータ、各大学のデータなどを元に、どこに出願するのかを一緒に考えます。
点数だけでなく、ご家庭の事情やら、地域やらまでいろいろな要素を入れて決めるわけですが、先日の進路相談は、一生記憶に残るものとなりました。
センターを終えて、自己採点は85%。素晴らしい成績です。
ただ、彼の志望大学は、日本の最難関大の一つとされる大学。
他の大学の判定は、例えば、
名古屋大学A判定
横浜国立大学A判定
信州大学はもちろんA判定
など、志望大学以外はほぼA判定でしたが、第一志望大での判定は厳しいものでした。
もちろん、難関大になると二次の配点の方が大きいので、現時点での単なる判定です。
昨年も、D判定から名古屋大学に合格しましたし、まだわかりません。
ただ、実際にその判定を目の当たりにすると、やはり糸が切れたのでしょうか。
突然涙を流し始めました。
そして私ももらい泣き・・・2人でティッシュを大量に使いながら泣きました。
中途半端な人間は、涙など流さないと思うんです。
彼は、本当に努力していました。だからこそ、ある程度の結果を残したにも関わらずの厳しい判定に、大きなショックを受けたんだと思います。
この涙は、本物です。そして、非常に大きな意味を持つ涙であり、彼の人生をきっとより豊かにしてくれる涙だと思うんです。
「2人で泣き合った今日のこと、二十歳になったら一緒に酒飲みながら笑おうな」
「はい、ぜひお願いします!」
こんな会話ができたのも、彼の努力のおかげです。
いやいや、まだまだ受験は終わっていませんよ!
二次試験に向けて、一生懸命がんばっていますし、あと1ヶ月、さらなる努力をし続けることでしょう。
受験がすべてではありません。大学進学が成功というわけでもありません。
でも、受験が人を大きくするというのは、間違いないなと確信できますね。
努力したすべての人の夢が叶うわけではないかもしれません。
でも、努力した人にしか見えないものがそこにはあるんです。
さあ、彼も二次試験に向けて死ぬ気でラストスパートをします!
私も負けてはいられません!!
そして、全国の受験生の皆さん!
最後の最後まで、徹底的に戦いましょう!
この仕事をしていて、本当に良かったと思います。
生徒のみんな、ありがとう!