少し前に「基本の活用」について書かせていただきましたが、ちょっと弱かったというか、説明が下手でしたねm(_ _)m
わかりやすく伝わらなかった方もいるようですので、今回は別の視点から。
さあ、皆さんは今日、初めての料理教室に来ました!
先生「本日のお料理は、パスタ!トマト缶を使うのでとても簡単です。」
ということで、
・パスタ
・玉ねぎ
・ベーコン
・マッシュルーム
・にんにく
・トマト缶(カット)
・オリーブオイル
・塩
・コショウ
こんなもんですかね?
まあ、塾のブログですので、作り方をここでお伝えするわけではありませんが^^;
皆さんは、真剣に先生のやり方を覚え、早速家で作ってみることにしました。
必要な分の材料をすべて用意して、言われた通りに具材をカットし、言われた通りの分量の調味料を入れ、言われた通りの茹で時間でパスタを作ります。
うん、まあまあうまくいきました^^
これが、「習ったことの復習」ですね。
そして、今度はもっとおいしく作りたい!と思った皆さんは、同じパスタを何度か作ります。するとどうでしょう!見事に完成度が上がっていくわけです!!
これが、「反復」、つまり、基本を繰り返して自分のものにするということですね。
ここまでが、いわゆる「基本」です。
まだ、基本を「活用」してはいませんね。
では、どうやって「活用」するのでしょうか?
まずは、材料や調味料に手を加えてみましょう。
習った通りのことをそのまま実行するのではなく、例えばマッシュルームをエリンギに変えてみたり、ツナ缶を足してみたり、色味を加えたいのでほうれん草やブロッコリーなんかを入れてみたり、隠し味にちょっと醤油をたらしてみたり。
つまり、先生に教わったことを、自分なりに考えて変化させているわけですね。
すると、「トマトパスタの作り方」という基本問題から、「少し歯ごたえのある材料を使って」「パスタを増やすのではなく具材でボリュームをアップさせて」「見た目を意識して」「少しコクを出して」という、ちょっとした応用問題も解くことができるようになるわけです。
さらには、牛乳や生クリームを使ってトマトクリームパスタに。そこから今度はクリームパスタに。さらには夏に合うように冷製パスタに・・・なんていうように、基本問題から、一見すると別の種類に見える問題までを解くことができるわけですね。
これが、「基本の活用」です。
まずはトマトパスタの作り方を学ばなければ始まりません。
茹で時間や具材の切り方など、基本的なことを覚えずに何かを作ることはできません。
それがしっかりできて、ようやく、次の段階に移ることができるわけです。
具材を変えたり、レシピによっては茹で時間を変えたり、、調味料を変えたり。
では、どうすればトマトパスタを習った人がクリームパスタを作ることができるようになるのか?
それは、繰り返しの練習で基本を身につけたことの中から、次へ活かせるものがないかを考え、実際に手を動かしてみる、行動してみることです。
この時に、失敗を恐れてはいけません。
ちょっと味噌を入れてみた。何か違ったので醤油を入れてみた。少し良くなったけれど、試しにオイスターソースを入れてみたらとてもおいしくできた。
この時の、味噌や醤油は失敗ではありません。味噌を入れるとどうなるのか?醤油ではどうか?ということを「学んだ」に過ぎないわけです。
以前に書いた方程式の問題に例えると、連立方程式で解いてみた。できなかったから解説を見たけれどイマイチだった。
今度は塾で別のやり方を聞いたので、自分でもやってみたらできた。そうしたら、今まで解くことができなかった別の問題も理解することができた。
こんな感じでしょうか。
「手を動かす」
これ、非常に重要なことです。
基本をおろそかにしないのは当然のことですが、そのあとに、考えてみる、動いてみるということを、常に意識してみましょう。
必ず結果は現れます!!
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