塾長ブログ@ヒーローズ松本沢村校

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たいていのことは「あり得る」

今回は、中学2年生の数学の話です。

松本市内の多くの中学校が、現在「一次関数」の単元を終わりかけているくらいでしょうか。

その一次関数において、特に近年気になることがあります。

(※まだ一次関数を習っていない方にはわかりにくい話ですがm(_ _)m)

 

例えば、2点(−2,3),(1,−3)を通る直線の式を求めるという問題。

まずは傾きから求めるのか、あるいは連立で解くか。まあそれはどちらだとしても、基本的な計算ができる生徒さんであれば、これで苦労する生徒さんは多くありません。

ところが、ちょっとした文章題になり、例えばそれが料金とか速さの問題だと、6000円とか2500mとい数字が出てくるわけです。

 

グラフは読み取ることができる。

X=15の時にY=1200,X=45の時にY=3000というのもわかる。

でも、「式の求め方がわからない」という生徒さんが増えているんです。

 

聞くと「1200や3000という値に違和感がある」らしいのです。

 

2020年の入試改革に向けて、すでに高校入試に大きな変化が見られます。当然ながら、中学校のテストも変わっています。

数学では、「日常生活に関連すること」が多く出題されるようになり、携帯や電気料金などの問題は数多く出題されています。

傾きが500で切片が2000なんていうことは、当たり前のように出てくるわけですね。

 

方程式でも、答えが分数になっただけで「おかしい」という生徒さんんもいます。

 

今日のタイトルは「たいていのことはあり得る」ですが、ほんと、あり得るんです。

 

自分が知っている問題だけで試験問題が作られるわけはありません。

みなさんが「応用」と言っている問題も、あくまで「基本の活用」です。

 

これはまたいつか別の機会に書きたいと思っているのですが、「初見の問題だからできない」なんてことは、入試の世界では一切通用しないわけです。

ただ、簡単でないことはもちろん理解していますので、それらを解くために何が必要なのかを伝えているというわけです。

 

今日も遠くから進路相談に来てくれた生徒さんがおりました。

みんな、情報がない中で不安いっぱいなんです。

 

あり得ないと思うような問題の解き方のヒントを与える。

問題を解くために必要なことを伝える、あるいは解くために自分自身でやるべきことを伝える。

希望する進路に進む最短距離を伝える。遠回りでもゴールする方法を伝える。

 

やることは様々ですが、結局、「何があっても大丈夫」という状況をつくってあげることなのかなと思っています。

 

 

9月も終わりますね。

受験まで本当残り少なくなってきました。

 

悩める受験生の皆さん。そして、これから受験生になるという生徒さんも、何か不安なことがあればいつでもお気軽にお問い合わせください。