今日は部活について。
中学生、高校生の中に
「部活が忙しくてできませんでした。」
と言う生徒さんがいます。
例えば宿題だったり、日々の勉強だったり。
これは、今に始まったことではありません。
私がこの業界に関わって以来、どこの塾でも家庭教師派遣でも、必ず出会う言葉です。
今回のブログは、決して部活を批判するものではありません。
ただ、この
「部活が忙しくてできませんでした。」
を、どういう意味で使っているのか?が問題なんです。
この言葉、もしかして「免罪符」だと思っているなんて生徒さん、いますか?
つまり、「部活が忙しくてできませんでした。」の裏には、
「忙しくてできなかったんだから、別に私が悪いわけじゃないでしょ?しょうがないでしょ?」とか「忙しいからできないのはわかってもらえるはずだから、やらなくても怒られない、ラッキー!」
という意味はありませんか?
ということです。
部活が忙しいのは、今の生徒さんを見ていればわかります。本当に忙しそうです。そして、休んだら怒られるという現状もあるそうです。
もちろん問題はあると思いますが、それでも自分で選んだ道です。
やめない限りは、忙しさはついてくるわけです。
それをいいことに、「忙しいからやらなくていいんだ」などという解釈をしていないでしょうか?
ようやく3年生になり引退して、その「魔法の免罪符」の効力が切れた時、もう自分の志望校に合格するには遅すぎるという現実だけが待っているかもしれません。
「部活が忙しくてできませんでした。」
の言葉の裏に、
「昨日は疲れて寝てしまったけれど、今日は単語10個だけでも復習してから寝るぞ。」「今週はテレビやゲームの時間を減らして遅れを取り戻すぞ。」
という前向きな気持ちが少しでも入っていれば、いくらでも工夫はできるはずですし、私たちも惜しみなくアドバイスをさせていただきます。
いろんな進路がある中で、努力しなければ到達できない目標を掲げている生徒さん!
「やらなくていい理由」など存在しません。
いつまでも免罪符を使いたいのであれば、そもそもその志望校、変えましょう。
厳しいことを書いているのかもしれませんが、努力の向こう側は、努力した人にしか見えません。そして私たちは、その向こう側を見るための様々な方法を伝える役割だと思っています。
いつもそうですが、偉そうなことを書いているこの私は、別に「努力の人」ではありませんでした。努力したことも、しなかったこともあります。
でも、だからこそ、「すればどうなるのか」「しなければどうなるのか」を知っていますし、後者を皆さんには味わってほしくないんです。
あっという間に今年も残りわずか。
悔いのない2018年、悔いのない平成ラストイヤー、悔いのない人生を送るために、一緒にがんばりましょう!!