塾長ブログ@ヒーローズ松本沢村校

個別指導学院ヒーローズ松本沢村校の塾長ブログです

結局またこの話になってしまいますが・・・

連日の猛暑、酷暑・・・もう何と表現したら良いのかわからないくらいの暑さですね。

 

さて、先日も愚痴をこぼしたばかりですが・・・またこんな話ですみませんm(_ _)m

ただ、やっぱり納得がいかないんです、高校の先生が進路について話すときの根拠の無さというか、短絡的な考え方というか。

あ、くれぐれも、すべての先生ではありませんよ。私も、仲のいい高校の先生もいますし、尊敬している先生もおりますので。

 

 

とある生徒さんが、ようやくやりたいことが見つかったので、やはり真剣に大学進学を目指したいと。さらには、今のままでは自分が進みたい大学には到底届かないので、部活をやめて勉強に集中したいと相談に来てくれました。

生活の中心は部活!という生徒さんでしたし、本当に部活に力を入れていました。そして、少ない時間の中、遅い時間を選んで教室に通ってくれていた生徒さんです。

確かに、目指しているところと現状は大きな「差」があります。ただ、本当に部活をやめる覚悟があり、しっかり部活の代わりに学習量を増やすのであれば、届かない大学ではありません。

 

そう、先日のペナルティの話でも書きましたが、やめても、その時間を全て勉強に使うくらいでないと意味がないわけです。

本当に一生懸命部活に力を入れてきたので、まずはその確認に時間をかけました。

そして、覚悟が見えたので、具体的な計画を示してさらなる気合いを入れてもらいました。

 

 

いざ部活の顧問の先生に話したところ。

「何を言っているんだ。」と言われ、

「大学に行きたいので勉強したい。」と伝えると、

「部活を途中でやめるようなやつは、勉強したって途中でやめるに決まっている。」と言われたそうです。

そのあとはもう話にならなかったと。

 

何かを途中で投げ出すような人は、別のことも途中で投げ出すのではないか?

その疑問を持つことはわかります。

しかしながら、もし本当に投げ出さずに勉強したのであれば、今からざっと計算しても1,000時間以上という学習量の差が生まれるわけです。いや、そんなことよりも、生徒さんのことをもっと信じてほしいですよね。

 

そもそも、中学からずっとその部活をやってきた生徒さんです。

途中で投げ出すという見方ではなく、それほどの大きな覚悟だという見方はできないものでしょうか?

 

部活から学ぶこと。

これは本当に多くのことを学ぶことができると理解はしています。

部活に入らずに勉強ばかりしている生徒さんがいたとしましょう。その生徒さんは、部活で学べることを学ぶことはできません。

では、逆はどうなのでしょうか?

勉強を一切せずに部活ばかりだったとしたら、部活での学びは非常に大きいものの、当然ながら、勉強から学ぶこと、あるいは結果としての進学先を得ることができるのでしょうか?

 

少ない時間で効率よく学ぶ。

できなくはありません。ただしこれは、生徒さんによるんです。

当教室でも、もちろん部活をやりながら難関大に合格した生徒さんはいます。素晴らしいです。ただ、それぞれの置かれた状況が違うので、なんでもかんでもその通りには行かないわけですよね。

東大生が使っていた参考書や問題集が良いという人がいます。もちろん、良いものは良いんです。でも、今のあなたが使うべきものかどうかというと、それは別の話。

この話はまた別の日に書きたいと思っているのですが、一般論と現実的な個別のケースは異なります。

 

生徒さんの現状、目標をしっかり把握して明確な道筋を示してあげるのが自分たちの仕事だと思っていますので、今回はちょっと考えてしまいましたね。

 

結局、今のままでは自分でうまくコントロールして勉強する自信がないということで、部活終わりにさらにコマ数を増やして受験対策をしたいということで、今夏からさらに内容を充実させて対策を講じていきます。

 

この生徒さんのように、まずは自分の考えを言ってみる。ダメならダメで次にできることを考える。ということができる生徒さんは良いのですが、そうでない生徒さんもいます。

過去には、中学3年生で受験を2ヶ月後に控えている生徒さんに対して、「高校に行っても続けたいなら最後までやり通せ。」と、他の中3生がみんな引退している中で1人やめることを許されなかったというケースもありました。

毎週末、朝から夕方まで部活。講習にも参加できず模試すら受けることができず、受験間際まで部活中心となり、志望校ではない高校に進学しました。

 

向き不向きより前向き。

好きな言葉なんですが、それでも、やはり向き不向きはあると思うんです。

そして、それを自ら判断できる子とそうでない子がいます。

 

判断できるのかどうかを判断するのが大人であり、私たちの仕事なのだとも思うんです。

 

愚痴ばかり書いているとよくありませんが、やっぱり、一人の生徒さんの「もっと先」を一緒に考えたいし、考えてほしいですよね。

 

1日24時間は皆平等です。

無理をすれば体調を崩しますし、様々な角度から将来を考え、取り組んでいく必要があります。

 

ヒーローズ松本沢村校では、「今」と「未来」をつなぐために何ができるのか?何をすべきなのか?を一緒に考えて、一緒に努力していく場所です。

 

高校関係者の皆さま、不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。ただ、できることであれば、一緒に情報共有をしながら生徒さんの夢を応援してあげたいですね。

 

いや〜、長いブログになってしまいました^^;

 

まだまだ暑い日が続きます。

部活で汗を流している生徒さん。水分補給を忘れずに!!