長野県の大学受験事情については、このブログでもそうですし、生徒さんにも保護者の皆さまにも、日頃から厳しいということを言い続けています。
実際どれくらい厳しいのか?
平成元年からのデータがありますが、「大学現役合格率」は、40位台が定位置です。30位台になったことが数回あるだけというレベルで、当然のことながら「浪人率」が非常に高いという結果になっています。
浪人が悪いとは思いません。
本当に進みたい大学があるのなら、浪人して目指すべきだと思います。
ただ、「現役志向」であるにも関わらずこのような結果となっているのは、何か問題があるはずなんです。
長くこの業界にいて一つ確実に言えるのは「部活」です。
これは、部活が悪ということではありません。
では何がダメなのか?
それは、
忙しいときにどう考えるのか?
ということです。
これまで、県内外の多くの学習塾や予備校を見てきました。
そこで感じた違いは
県内高校生「部活で忙しいので塾には通えません」
県外高校生「部活で忙しいので毎日通いたいです」
という大きな「差」です。
県外すべてがそうとは言いませんが、個人的にこの「差」は確かに実感しているんです。
そして、当然ながらこの考えは受験結果に大きくつながっていると言えるでしょう。
高校生は、確かにやることはたくさんあります。忙しいです。
でも、
「あなたは部活が忙しかったから、他の受験生よりもちょっと点数低いけど合格にしてあげる」
なんてことは存在しないんです。
忙しくて勉強時間が足りない=不合格
ただそれだけです。
高校1年生の皆さん
高校生活に慣れ、部活も楽しく、そして忙しくなっていることでしょう。
でも、そこで勉強時間を大幅に減らすという選択をしないでください。
高校2年生の皆さん
主要メンバーになり、昨年はコロナで参加できなかった大会があるかもしれません。しかし、年が明ければ受験生だということを忘れないでください。
常に話しているように、勉強がすべてとは思っていません。
ただ、大学に行きたいと言いながら、部活を言い訳にしている生徒さんがあまりに多いんです。
文武両道という言葉は確かにありますが、それをみんながみんなできると思ったら大間違いです。
自分の現在の生活を見直し、将来に向けて今何が最も大切なことなのか?
優先順位を明確にして、志望校合格への確かな計画を立てましょう。