今日は朝から授業ということで、早めにブログを。
さて、昨日の続編です。
昨日は、Am I 〜?の疑問文を例に、受験英語(日本の英語教育)のネガティブな面を取り上げました。
今日は、ポジティブな意見を^^
昨日も書きましたが、結果として賛否両論あるんです。当たり前です。
ただ、個人的な意見として言わせていただくのであれば、受験英語の何が悪いの?という話です。
なぜそう思うのか?
それは、実際に私が体験したからです。
私は、中学校の時は英語より数学が得意でした。
中3の時の英語は本当に厳しく、記号問題を何とか答えて、あとは正解がパラパラと・・・という状況。
成績表を引っ張り出してきたわけではありませんが、確か50点くらいだったかと思います。
何とか高校に入り、そこで激変したんです。1年生の途中からは、90点以下はなく、卒業まで成績はすべて「10」でした。
何をしたのか?
たった一つだけ。
とにかく辞書を使いました。1冊目はボロボロになり、2冊目もかなり手垢で黒くなるくらいに。
あとは、文法の参考書が1冊と、慣用表現を覚えるためのものが1冊。基本は辞書を含めたこの3冊のみで、センター190点まで伸びました。
そう、私が勉強したのは、単語を覚えて熟語を覚えて受験に必要な文法を覚えてという、完全なる「受験英語」です。
だから当然、受験で点数を取ることができました。
話はここからです。
特に英語を使う仕事には就かずににサラリーマンとして働いていた29歳の時に、病気をきっかけに退職し、ニュージーランドへ1年間留学しました。
大学でも英語メインで勉強していましたが、それでも数年のブランクがあったわけですが、私は、自分が一生懸命取り組んだ「受験英語」のおかげで非常に楽しい留学生活を送ることができました。
単語がわかり、文法がわかる。
これは、例えば会話で重要な時制であるとか仮定法であるとか、それが理解できているからネイティブの方にも伝わりやすく褒めてもらえるんです^^
関係詞や分詞構文などが理解できていれば、難しい新聞などもある程度は理解することができます。
正直、受験英語の要素がそこら中に散らばっているわけです!!
世間一般でよく言われている「受験英語の欠点」として「話すことができない」という理由が挙げられます。
でもこれ、受験英語がどうこうではなく、個人の性格的な問題がほとんどです。そう、勇気を持って間違った英語もで話すことができるかどうか。
留学時にたくさんのアジアの友だちができました。特に中国と韓国の友人が多かったのですが、彼らのすごいところは、文法的にめちゃくちゃなのに、とにかくガンガン話すんです!!
これが不思議なもので、数ヶ月もするとけっこう正しい文法になってくるし、会話が弾むんですよね。
「習うより慣れろ」
とはよく言ったもんだなと感心しましたし、これが日本人に足りないとされるところで、受験英語かどうかなんて関係ないなと。
実際、受験英語じゃなかったら何英語?って話ですよね?
実用的な英会話?
そこには、文法用語があまり使われていないだけで、時制や仮定法、不定詞・動名詞などがふんだんに盛り込まれているわけです。
結局のところ、「英語」なんです!
昨日書いたAm I 〜?については、実際に会話をしながら気付けばいい話であり、ベースとなるのは立派な「受験英語」です。
個人的な意見ではありますが、実際に体験したことに基づく私の考えです。
「受験英語、大いに勉強して将来に役立ててください!」
さ、授業始めます^^: