先週と今週、2週続けて東京へ出張だったのでが、帰りに特急あずさに乗ったとき、何やら外国人の家族とサラリーマン風の男性が話をしていました。
Otsuki
そう、大月と聞こえてきたんです。
あ、外国人家族は大月に行きたいんだなと。
ただ、どうも話がうまくかみ合っていない様子。
私が乗ったのは松本行きのあずさで、甲府には止まるものの、大月には止まりません。大月に止まるのは、隣のホームから30分後に出る「かいじ」です。
実は恥ずかしがりや?の私ですが、さすがに席を立ち、大月に行きたいのなら隣のホームの電車に乗るべきだということを伝えました。
会話をしたお母さんはもちろんのこと、娘さん2人が本当に喜んでくれて、私の気持ちまで晴れ晴れした感じでした。
こういうことを書くと自慢話に聞こえるかもしれません。
でも、本当にみんなが笑顔になった瞬間でした。
決して流暢な英語を話したわけではありません。それこそ、あとから「あれ?あそこは文法的にはおかしかったな。」と思ったくらいです。
まあ、受験英語ではないので、相手に意図が伝わればそれでいいわけですが^^;
勉強をするって、何か特別に高みを目指している人がするものと捉える方もいます。そうでなくても、勉強自体をおもしろいもの、楽しいものと感じることは少ないでしょう。
ただ、少しだけ単語を覚えて、少しだけ勇気があれば、こんな幸せな気持ちになることができるわけですし、何より、人を幸せにすることができるんです。
きっかけはどこにでもある。
よくそう言いますが、まさに今回のできごとはそれかなと思います。こんな些細なことがきっかけで、「英語の勉強、もう少しがんばってみようかな」と思う人もいるでしょう。
生徒さんが何をきっかけに努力するかはわかりません。それこそ、十人十色、千差万別です。
ただ、いろんなできごとを伝え、それに少しでも心を動かしてくれる生徒さんがいるかもしれない、ということを信じて、自分の経験なんかも伝えていくことができたらと思っています。
松本城に行けば、本当に多くの外国人観光客がいます。
彼らに何らかの形でかかわることも、人生の岐路になり得るでしょう。
少しでも多くの人と触れ合うこと。これも、人生を豊かにすることだと思いますし、人生における学びの一つかもしれません。
英語だけでなく、数学でも社会でも、何でもかまいません。どこに、どんなきっかけがあるかわかりませんが、「勉強=苦痛」ではなく、それが人を少しだけ幸せにするものになるかもしれない、なんて思えたら素敵だなと思いました^^