塾長ブログ@ヒーローズ松本沢村校

個別指導学院ヒーローズ松本沢村校の塾長ブログです

「褒めて伸ばす」という言葉を勘違いすると成績は上がりません

よく保護者の方から

「うちの子は褒めて伸びるタイプなんで、たくさん褒めてやってください」

と言われます。

 

もちろん、叱ってばかりいるわけでもなく、褒めるべきだと思うことは積極的に褒めているつもりです。それは、どういうタイプであろうと。

 

ただ、この言葉を生徒さん自身がどう感じとっているのだろうと疑問に思うことがあります。

 

つまり、生徒さんは

「正解すれば褒められる」

と勘違いしているのではないかということです。

 

それゆえに、講師の目を気にしながらチラチラ答えを見ながら問題を解いたり、答え合わせの時に間違っていてもとりあえず○をつけてあとで直したり・・・そんな生徒さんが毎年何人かはいます。

 

塾というのは、決して正解を求めているわけではありません。少なくとも、ヒーローズ松本沢村校は求めていません。むしろ、せっかく通っているのであれば、どんどん間違えてどんどん新しい知識を吸収すればいいんです。

 

長年こういう仕事をしていますので、上記のような生徒さんの仕草にはすぐ気付きます。ですから、「全問正解!よかったね!じゃあ次に行こうか。」なんてことにはなりません。

 

「全問正解!じゃあもう一度同じ問題今解いてみて。」と言いますね(笑)

もちろん、解けるはずもなく・・・バレてたか!となるわけですが^^

 

点数が上がったから褒められるわけではありません。

もしそうであれば、100点から90点に下がったら褒められないことになります。

 

そうではなく、忘れ物をしなくなったとか、勉強の仕方が変わったとか、家での勉強時間が増えて保護者の方が喜んでいたとか、今までとは何かが変わった、成長したと思えるから褒められるのだと思ってほしいですね。

 

と言いますか、褒められよう!なんて思ってほしくないですが・・・。

 

人がどう思おうと、やるべきことをしっかりやっていれば、確実に結果はついてきますし、そうすれば、親や塾が何も言わなくても、本人の中で「充実感」「達成感」を感じることができるでしょう。

そう、もはや褒めるなどという些細な行為など必要なくなるわけです。

 

褒めて伸ばしてください

 

言われることはありますが、その褒め方は人それぞれであり、必ずしも保護者の皆さまが望んでいるような褒め方をそのまま実行できるかどうかはわかりません。

 

結果は出しているつもりですので、ぜひお任せください。
そして、生徒の皆さん、どんどん間違えてくださいね!!