4月も残りあと1週間。
登校できないままの生徒さんは、不安を抱えながらも毎日を過ごしています。
昨日の岡江久美子さんのニュースも本当に驚きでしたが、とにかく一日も早い収束を願っています。
さて、松本市内も休校の塾が多くなってきました。
学校にも行かず、塾にも行かず、という不安を抱えている方も多いようで、多くの塾がオンライン授業を行っています。
私たちヒーローズ松本沢村校も、授業の動画配信、オンライン個別指導、オンライン自習室などを行い、日々生徒さんとの接点を持つことができるようにしています。
オンライン授業というのは、簡単に言ってしまえば「通うことができないので代わりにオンラインで教える」ということです。
塾は勉強を教えるところなので当たり前、と言われそうですが^^;
しかし、ただ勉強を教えるだけでいいのだろうか?
という疑問がずっと頭の中にありました。
学校に行かないということは、極端な言い方をすると、何時に起きてもいいわけです。
そして、目標も決めることなく一日ダラダラと過ごすこともできるわけです。
「だから通塾させたい」というお声もあります。ただ、それを正義として教室を開けるのは、私は間違っていると考えています。最優先すべきは、やはり生徒さんの安全なわけですから。
でも、生活のリズムを乱してほしくない。
ということで、ヒーローズ松本沢村校では、毎朝「オンラインホームルーム」を行っています。
毎朝、まずはオンラインで顔を出してもらい、今日一日やるべきことを報告してもらいます。
報告したら二度寝・・・なんて生徒さんもいるかもしれません。
それでも、「ホームルームがあるから朝きちんと起きて用意ができる」というお声を、保護者の方からも生徒さんたちからもいただいております。
新型コロナウィルスで、本当に世の中が変わりました。そして、この騒動が終わった後は、単に元の世界に戻るのではなく、間違いなく新しい世界が誕生するでしょう。
私は昭和生まれであり、また、間違っても時代の先端を行く人間ではありません。
また、オンラインより「人と人」を大切にしたいという考えの人間です。
それでも、今この状況下でオンラインの世界を頼りはじめ、そこに大きな可能性を感じている一人でもあります。
今できること、今しかできないこと、これからできること。
いろんなことを考えながら生きていかなければなりません。
単に勉強のための授業ということでなく、「人と人」とをつなぐツールとしてもオンラインが活用できる。
この騒動の収束を心から願いつつも、こういうときだからこそ気づくことができることもあると前向きに考え、日々の課題に取り組んでいきます。