中学3年生の総合テスト。
年内4回のテストが、進路決定に大きな意味を持ちます。
その1回目の結果が続々と返ってきてますね。
この総合テスト、学年平均点がこれまでよりも数十点低くなることも珍しくなく、日頃から生徒さんには「これまで見たこともない点数を取る可能性がある」と話しています。
そして、これは保護者の皆さまには怒られるかもしれませんが、「1回目は低くてもいい、いや、むしろ失敗して危機感を持った方がいい」くらいのことを話しています。
実際、今年の中3生はちょっと心配でした。
そして昨日、ある生徒さんが
「先生、点数上がっちゃいました。」
と言いながら、結果表を渡してくれました。
「上がっちゃいましたってどういうことだ?(笑)」
と言いながら結果を見ると、学年平均が下がる中、自身の点数も上がり、当然のことながら順位も上がっていました。
喜ぶとともに、自分の言葉っていうのは、生徒さんに大きな影響を与えているんだなと改めて感じ、反省しました。
でも、その生徒さんもうれしそうに話してくれたので良かったです。
私の心配をよそに、結果が返ってきたほぼすべての生徒さんが学年順位を上げていました。
ただ、点数を下げた生徒さんもおり、総合テストの難しさを感じてくれたことと思います。
難化して平均点が下がる中でやるべきことは、どんなレベルの生徒さんでも「取るべき問題を確実に取る」ことです。
難問奇問の正解を目指すのではなく、大きくコケることのないよう確実に得点を重ねること。これこそが「合格のために今やるべきこと」ではないでしょうか。
そういう意味では、例えば数学の苦手な生徒さんが、問1の計算問題でしっかり得点し、3年生になってからの最高点をマークしてくれたのは、夏から始めた講座などが奏功しているのだと、うれしく思いますね。
さあ、もう2週間後にはほとんどの中学で2回目の総合テストです。
1回目の結果に満足せず、年内あと3回のテストに全力を注ぎましょう!!