高校生のテスト結果が続々と返ってきておりまして、特に今年は高校1年生の成績が素晴らしいです!
本当は高校名と正確な順位を書きたいのですが、個人が特定されてしまうのでなんとなくしかお伝えできませんが、いわゆる進学校で、学年順位一桁台の生徒さんが複数出ています。
ヒーローズ松本沢村校としては、推薦での進学はあまり考えてはおらず、あくまで受験で戦う力を身につけるためのカリキュラムを作成しておりますが、現状を維持できれば推薦での合格も視野に入りますね。
がんばってくれている生徒さんの中でも、特に印象的な生徒さんがいます。
高校は、とりあえず公立の進学校です。
中学3年生の冬、学校の三者懇談で「今の成績では無理」と言われていました。
それでもあきらめず、受験まで本当によくがんばっていました。
いよいよ願書を出すという2月、やはり学校の先生からは「無理だから、公立に行きたいのであれば志望校を変えるべき」と言われたそうです。
結果は、合格。
そして今、学年5位以内という結果です。
だから言ったでしょ!
今日のブログタイトルのこの言葉、まさに私が発した言葉です。
私たちも、本当に無理だと思えば無理だと伝えています。
ただ、この生徒さんには無理だとは伝えていません。
学校や塾の進路指導で思うことは、「確実な進路指導をし過ぎている」ということです。
そりゃ、多少体調が悪くても合格するかな?という学校を受験するよう伝えれば、まずクレームになることはありません。
でも、可能性があるのにあきらめろというのもちょっと違うのでは?と思うんです。
一か八かのチャレンジをさせたいわけではありません。むしろ、「鶏口となるも牛後となるなかれ」の言葉のように、最下位あたりで合格して苦労するよりも、上位で入って余裕をもって高校生活を送ることも大切だと思っています。
ただ、最近の進路指導は、ちょっと判断が早すぎるのではないかな?と感じることも多いのは事実です。
最終的に判断するのは本人ではありますが、関わる大人が「覚悟」をもってアドバイスできるのかどうかは、その生徒さんの人生において非常に重要なのではないでしょうか?
少なくとも私は、いい人になるために学習塾を立ち上げたわけではありません。
本気で関わり、生徒さんの将来を本気で考える。
それがしたいから今こうして生徒さんと日々接しているわけです。
夏が終われば、受験までは本当にあっという間です。
今年はどんな進路相談になるのか。
楽しみでもあり不安でもあり、どちらにしても大きな責任を感じます。
まずはこの夏、本気で取り組むこと。
これが受験生に今必要なことですね。
さあ、一緒にがんばりましょう!!