今朝は、実家のある須坂市で講話をさせていただきました。
その際に、ある社長さんから、先日行ったという面接の話を伺いました。
20代の男性で、前職を3ヶ月ほどで辞められたという話だったのですが、その理由が「覚えることがあり過ぎるから」とのこと。
なかなか衝撃の理由ですね。
面接を受けた会社では、覚えることがないとでも思ったのでしょうか?
いつか気づくんだと思います。
どんな仕事にも、一切の苦労をせずにできるものなどないと。
でも、それがいつなのか?
以前、テスト前に、嫌いな教科には手をつけずに、いつも自分が得意な数学だけに時間をかける生徒さんがいました。
当然ながら数学はある程度の点数が取れますが、それはいつものことで、結局進歩がありません。
今より1mmでも成長するためには、何か自分が苦手とすることに取り組まないと。
それが、学生の頃はテストの結果としてわかりやすく現れますが、大人になると、気づかぬうちに自分の生活に直結し、人生を大きく左右するかもしれません。
漢字や単語をやみくもに覚えろということではありません。そもそも、詰め込み教育を変えようとしての入試改革です。
ただ、だからと言って、何も覚えずに解くことができる問題が現れるわけではありません。
「覚えることがたくさんあるから仕事を辞める」
その若者は、いったい今後どんな仕事に就くのでしょうか?
何も覚えずに稼ぐことができる仕事、もし見つけたら、教えてほしいものです^^;