5月10日
「今日ってどんな日だったのだろう?」
と思うことはよくあり、ブログでも書かせてもらっています。
コットンの日
地質の日
などいろいろありましたが、私が気になったのは
「電気式四輪自動車、日本初お目見え」
というもの。
PHP研究所の「今日は何の日」によると
1900年(明治33)のこの日、皇太子嘉仁親王(後の大正天皇)と公爵九条通孝の四女節子との結婚式が行われた。これを祝し、1台の電気自動車がサンフランシスコ在留日本人会から献上された。自動車到着後、宮内庁が試運転した時に、“馬のない馬車”を珍しがったひとりの老婆が近づいてきた。ところが、ブレーキがきかずお堀にドボン。「カクモ危険ナル物ハ御召料ニアイナラズ」とされ、そのまま車はお蔵入りにされた。ちなみに、この事故が警視庁史に残る自動車事故第1号とか。
ということです。
この自動車、ウッズ社(アメリカ)のビクトリア号といったそうですが、明治 42 年には、東京電燈社長の佐竹作太郎という方が、同じくアメリカのベーカー社というところの電気自動車を購入し、明治 44 年にはこの車の分解調査の結果を基にして、電気自動車が試作されたという話もあるそうです。
どうやらこれが日本初の電気自動車とされているようですが、試作されたという記録はあるものの、その自動車そのものの記録は内容です。
そんな昔の話だったんですね。
個人的には、不謹慎ながら「自動車事故第一号」の方が気になりましたけれど^^;
というところまでが、「今日は何の日」についてです。
「へぇ、そうなんだ」
という感想で終わる生徒さんが多いのかもしれませんね。
ここに、一つお伝えしたいことがあるので、もう少しだけお付き合いください。
私が引用したPHP研究所の「今日は何の日」ですが、ネットで「今日は何の日」と調べて、出てきたものを読む。たいていはそこで終わりだと思うんです。
そこで、「じゃあ日本初はいつなんだろう?」と思うと、さらに調べたくなりますよね?そして調べた結果が、明治44年の電気自動車試作の話になるわけです。
これって、勉強にも大いに関係のある話ですよね?
例えば、世界で一番大きな国はロシアと学んだとします。
そこで終わるのではなく、
「一番小さい国はどこ?」「世界で2番目に大きいのは?」「日本は何番目?」
とか、さらに
「日本で一番大きな、一番小さな都道府県は?」「2番目は?」
さらにさらに
「世界で一番高い山は知っているけれど、一番低いのは?」「2番目は?」「日本では、富士山の次に高い山はどこ?」
なんて広がると、もう面白いし知識はどんどん増えるし、限りなく勉強ができるわけです。
テストに出る問題ではないかもしれません。
ただ、教科書に書いてあることを覚えるだけの勉強方法より、よほどストレスなく、自主的に進めることができるのではないでしょうか?
あくまで一例ではありますが、勉強の仕方なんて、一つではありません。
行き詰まったら、ちょっと視点を変えてみるのもいいかもしれませんね。
気温差が激しくて体調を崩す生徒さんもいるようです。
皆さんもお気をつけて。