塾長ブログ@ヒーローズ松本沢村校

個別指導学院ヒーローズ松本沢村校の塾長ブログです

日本人の特徴かぁ・・・

先日眼科に行った際、待合でテレビを見ていたら、ピアノの「ショパンコンクール」についての特集のようなものを放送していました。

 

途中からだったので詳しくはわかりませんが、そのコンクールでは、中国や韓国の方の優勝はあるけれど、日本人の優勝は一度もないとのこと。

そして、確か審査員の方だったと思うのですが、その理由を語ったものを見て「なるほど」と感心し、納得しました。

 

日本人が優勝できない理由

「日本人は、非常にまじめで練習熱心で、上手にピアノを弾く。ただ、ピアノをうまく弾くことはできるが、心に訴えるものがない。」

 

どの世界でも同じなんだ、と思いましたね。

現在進行形である「入試改革」も、そもそもの発端はそういったところにあるわけで、「思考力・判断力・表現力」を身につけなければ、世界に取り残されるという考えですもんね。

 

 

また、こんな話もありました。

「海外では、生徒さんが先生から指摘されても、『なぜ?自分はこう思うんだけど』と言うが、日本人は、自分が意見することで和を乱すのではないかと考えてしまう。」

と。

 

だから、譜面通りにきれいに上手に弾くことができても、自分なりの解釈や表現ができないから、心に響くものがないのかもしれませんね。

 

この話を聞いて、日本人の会議が典型的だなと思いましたね。

上司が意見を出して、本当は反対なのに賛成して持ち上げて、あとでストレスためて・・・のような。

 

「和」

というのは、確かに日本人の良さであり、謙虚さという意味では大切なことなのかもしれません。

ただ、あまりにそれを気にすることで、自由な発想力や表現力が失われるのはもったいないですね。

 

番組の後半では、

「最近はYoutubeなど気軽に投稿できるものもあり、これまでにないスタイルのピアノ奏者が増えてきているので、日本人の優勝も十分あり得るのでは?」

と話していました。

 

 

教えられたものをいかに活用するのか。

勉強だけでなく、本当に大切なことなんだと改めて納得させられました。