昨日、ある私立高校の説明会に伺いました。
詳細は書きませんが、今、私立高校は本当に変化しています。
昨日伺った学校だけでなく、ほとんどの私立高校が大きく変わっています。
長野県では、数年前まではまだまだ「公立高校の滑り止め」という存在として考えている人が多かったと思います。
しかし、私立ならではの様々な取り組みがあり、徐々に大学への進学実績を伸ばしてきました。そして、世帯年収にもよりますが、授業料がほぼ無償化。
追い風は強くなる一方で、併願校としての存在から、「専願で私立へ」という考えが多くなってきました。
そして今後さらに各私立高校は実績を伸ばし、勉強でも部活でも魅力のある学校になっていくでしょう。
この流れは、私個人としては素晴らしいことだと思っています。
しかし!
生徒の皆さん!!
特に、公立高校を目指している生徒さんです。
これまでとは受験事情が大きく異なってきます。
つまり、ある程度の点数がないと、以前よりも選択肢が非常に少ないということです。
そして、「私立併願→公立受験」という当たり前のようだった受験のスタイルが変わり、もしかしたら併願なしで公立高校を受験しなければなりません。
さらに、私立高校は「専願なら受かる」という甘い考えが、もう通用しなくなるかもしれません。
受け皿がなくなる、という考えからすればあまり好ましくないのかもしれませんが、これは、各私立高校が積み重ねてきた努力の結果です。
だとしたら、受験する生徒さん側も、これまで以上に努力するしかありません。
長野県には、わけのわからない「出身高校にこだわる」という文化がまだ残っています。ただ、この意味不明な文化も、あと数年でなくなることでしょう。
入試の変化、教科書改訂、私立高校の変化・・・
受験生を取り巻く環境は目まぐるしく変わっています。
受験生はもちろんですが、中学1・2年生の皆さんも、自分の進学する高校について少しずつでもいいので考えてみてはいかがでしょうか?