4月も半分を過ぎ、今年の早すぎた桜はもうほとんど散ってしまいましたね。
進級・進学して半月、もう新しい環境には慣れたでしょうか?
ヒーローズ松本沢村校では高校合格後も継続して通塾してくれる生徒さんが多く、今年も7割の生徒さんが高校生として通ってくれています。
部活やら応援練習やらで徐々に忙しくなってきたようですが、厳しい長野県の大学受験事情をしっかり受け止め、いまから少しずつ準備していきましょう。
さて、先月行った、新高校1年生の「高校準備講座」でも生徒さんには伝えたのですが、中学と高校の勉強の「差」ってなんでしょうか?
今日は、専門的な話をするわけではなく、どんな差があるのかをイメージしていただければと思います。
私は、この「差」をこんな例えに置き換えて話をしています。
【中学の勉強】の場合
『次の中から、「アザラシ」を選んでください。』という問題があり、
選択肢には①アザラシ ②パンダ ③カマキリ ④白鳥 があります。
いやいや、もちろん答えは①でしょう!
ということになりますよね?
まあ、これが果たしてわかりやすい例えなのかどうかはさておき、とりあえずぼんやりとアザラシがイメージできれば、あとは選択肢の中からそのイメージに近いものを選べばほぼ正解ということです。
いわゆる「なんとなくこれかなと思った」とか「確か前に似たような問題みたことある」というレベルであれば、それほど困ることがないんです。
ところが
【高校の勉強】では、
『次の中から、「アザラシ」を選んでください。』という問いに対して、
①オットセイ ②アザラシ ③セイウチ ④トド ⑤アシカ が選択肢です。
どうでしょうか?
ぼんやりとしたイメージだけでは答えることができないのではないでしょうか?
これが、中学と高校の「差」です。
高校入試レベルまでは、正直、それほど勉強をしてこなかったという生徒さんでも志望校に合格するというケースは多々あります。
ところが、大学受験の世界でそれは起こりえないことだと理解してほしいんです。
一つの問題に対して、「なぜそれが答えなのか」「なぜ他の選択肢は違うのか」をしっかり把握してこそ本当の理解だと言えますし、だからこそ確実に得点に結びつくわけです。
中学と高校の「差」
イメージできたでしょうか?
もちろん、高校生だけでなく、「なぜ」を大切に勉強することは、中学校から必要ですし、それを習慣にすることは非常に重要です。
暗記すればいいという時代はとっくに終わっていますので、新しい時代の確かな学習方法を身につけましょう!