松本では、心配していた雨もそれほど降らず、いいお湿りになりましたね。
さて、先日「テストはクイズではない」というお話をさせていただきましたが、ちょっと続きを。
どんな話だったかというと、「正解すれば良い」というわけではないというお話でした。
気になる方は、4月6日のブログをどうぞ → こちら
で、先日中学2年の生徒さんから、「なんで正解なのに確認しなきゃいけないんですか?」と聞かれたんです。
正解の場合、すべてを一から確認しろという話ではありません。自分でやり方を把握しており、正解すべくして正解した問題については、赤マルでOKでしょう。
ただ、「たぶん答えはこれだな」「なんだっけ?①か②のどちらかなんだよな」という感じで解答して正解している問題もありませんか?
そんな時、答え合わせをしてみたら正解だったとしたら、「やった!ラッキー!!」で終わりですか?おそらく、次に類似問題が出たら、間違えますよ、ということです。
答えが「4」という算数・数学の問題があったとします。自分の解答も「4」です。確かに正解です。
しかし、その答え、どうやって導いたのですか?
2+2=4という計算で導いたとして、本当は2×2=4出なければならなったとしたら、同じ「4」でも違いますよね?
今回、たまたま「2と2」だったので同じ答えになりましたが、次のテストで同じ問題が出され、数字が「2と3」であれば、2+3と2×3で、答えは別物、つまり正解はできないわけです。
マルがつくとうれしいものです。その気持ちは非常に大切で、持ち続けてほしいものではありますが、実際のテストや入試を考えると、普段の勉強の中で、「いかに多くのマルがついたか」ではなく、「いかに多くの問題の解き方を学んだか」を意識する必要があります。
「普段はできているのにテストになるとできない」という、自分では解決できない迷路にハマってしまうわけですね。
4月25日、もうすぐゴールデンウィークです。
予定がたくさんあるとは思いますが、いい機会ですので、ぜひ「答えはなぜそうなるのか」を意識した勉強時間を確保して、休み明けには定着しているという状況を目指しましょう。
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